転職で有給1ヶ月──「擬似育休」で学んだこと

子育て

昨年、転職のタイミングで1ヶ月間の有給期間ができました。

実質的には“擬似育休”のようなもので、1歳になる息子と毎日一緒に過ごすことに。

最初は「家族と過ごせる貴重な時間だ」とワクワクしていましたが、数日経つとそんな気持ちは薄れ、むしろ“だれる”自分がいました。

正直に言うと、育児の大変さをなめていました。

 

新鮮味がなくなる日常

 

最初の1週間は楽しかったです。

朝から一緒にご飯を食べて、近所の公園に散歩に行って、昼寝して、遊んで、お風呂に入れて寝かしつける。

 

SNSにアップしたくなるくらい「父親してる感」がありました。

 

でも、それも数日。

“同じことの繰り返し”に飽きがきて、スマホばかりいじるように…。

目の前にいる息子は確かに可愛い。でも、それ以上に「今日は何しよう…」「あと何時間で寝るかな」と、時間を数えてしまっていました。

 

予定を立てるだけで少し救われた

 

そんなモヤモヤを抱えて、「このままじゃヤバい」と思い始めたとき、朝に**“今日は何をするか”を決める**ことにしました。

 

特別なことじゃなくてもOK。

 

– 午前中は近所を散歩

– 午後はおうちで知育遊び

– 15時はおやつタイム

 

みたいなざっくりスケジュールでも、気持ちにゆとりが生まれます。

 

うちでは【こどもちゃれんじプチ】を使っていたので、それを軸に知育タイムを入れてみました。

例えば「いないいないばあカード」で遊んだり、お風呂で浮かぶおもちゃを使って“つかむ練習”をしたり。

 

こうした**「教材に頼る」**ことが、自分のメンタル維持にもつながるとは思っていませんでした。

 

散歩は最強の気分転換

 

もう一つ、効果絶大だったのが**散歩**です。

 

「とにかく外に出る」

これを自分ルールにしました。

 

目的はなくてもOK。

スーパーに行くだけでも、気分が変わります。

 

なにより、子どもがベビーカーで静かにしている間に、**ちょっとした休憩**が取れるんですよね。

 

時には「寝かしつけるまで抱っこで30分…」なんて日もありましたが、帰宅時の達成感と静けさは本当にありがたかったです。

 

 擬似育休で気づいたこと

 

この1ヶ月で感じたのは、**「育児は体力よりも精神力」**だということ。

 

“ずっと子どもと一緒にいる”というのは、仕事とはまったく違う消耗感があります。

愛情だけでは乗り切れません。

ましてや、四六時中笑って接することなんて不可能。

 

でも、「今日は〇〇をやろう」「とりあえず外に出よう」と**少しだけルールを作ること**で、毎日のしんどさは和らぎました。

 

最後に:仕事より育児の方がしんどい日もある

 

「仕事の方が楽」と言っていたママたちの気持ちが、ようやく少しだけ分かりました。

 

だからこそ、育休を取ってくれているパートナーへのリスペクトは本当に大事。

そして、共働きでも“時間をどう作るか”は、父親としての課題だと感じました。

 

転職で偶然生まれたこの1ヶ月。

振り返ると、**「子どもと向き合う力」**が、ほんの少しだけついた気がします。

 

あなたも「予定」と「散歩」から始めてみませんか?

 

同じように育児中のパパや、これから転職・育休を考えている方に届けば嬉しいです。

無理せず、でもちょっとだけ工夫してみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました